基礎編 実技
10月28日 坐位・坐位バランス
11月18日 立ち上がり
12月16日 坐位 ボディチャート
講師: 佐藤広美 石田利江
場所:ボディワークスペース オアシス 大塚店
時間:10時から15時
受講料:6000円
受講人数:最大8名
ご興味のある方は問い合わせからご連絡ください!
講師: 佐藤広美 石田利江
場所:ボディワークスペース オアシス 大塚店
時間:10時から15時
受講料:6000円
受講人数:最大8名
ご興味のある方は問い合わせからご連絡ください!
お申込みお待ちしてます。同時に7月も申し込みをしていますので、どの勉強会参加希望かご記入をお願いします!
申し込み時
問い合わせよりご連絡ください。
場所 ボディワークスペース 大塚店
受講費 6000円となります。
6人から8人の少人数で行っています。ぜひご検討ください!
申し込み時
問い合わせよりご連絡ください。
リハビリテーションには様々な治療があり、担当のセラピストの持っている技術にも違いがあります。
ボバース概念による治療ってどんな感じだろう?普段受けているリハビリと何が違うの?
そんな不安がある方、ぜひリハビリ体験をご利用ください!リハビリ体験は3回ご利用になれます。
初回は8800円(税込み)となっています。
初回のみで、他の施設も体験して考えたいという方も多くいらっしゃいます。
保険外のリハビリは、治療時間は比較的十分に設定できますが、金額が高額になるということがあります。
ぜひ初回体験をご検討ください!
「どこが失敗しているかがわかるようになってきたし、、私の感覚では1/2パク 遅れる感じ!」 音楽的な表現で、運動の遅れを表現してくれている方から、、人から教わることの大きさを感じる瞬間!音楽に長く関わってきている方なら、納得の表現なのかもしれません。フェルンデクライスでは差に気づくことから、運動の学習がスタートすると言われる。できる、できないという大きな差から、わずかな違い、どこから違ったのかの差を見つける。動作をスムーズにすることや環境に適応するためには何が必要なんだろうか?
私たちの脳には様々な感覚情報がいつも押し寄せていますが、脊髄内や脳幹や視床などの神経の分岐点で感覚情報を調節させ、必要な感覚情報が選別させていきます。すべての感覚情報が選別されないまま処理されてしまうと脳は混乱してしまい、行動を選択できなくなる。なので動きを行う前に、すでに必要な感覚情報を選択して、調整をかける機能を持っています。このような機能があるので、人混みの中で、知り合いの声を聴き分けて、人を探したり、その時、必要な行動のために必要な感覚情報に強弱をつけて入力されるようになっているし、必要に応じて別の感覚情報にスポットライトを当てるように切り替え、環境に適応した行動ができるようになります。リハビリの中では動作のある部分を注意したり、ある部位と他の部位の関係性を探索することを使って、脳が先に必要な感覚情報を選別する際の強弱に影響を与えて、本人の動きの選別、タイミング、筋収縮の強弱などを本人とともに、今現在の運動は合格?まあまあ?全然違うモノなのか?をジャッジしながら進めていく。動きが起こってから、、慌てて、ダメと修正は難しい。このジャッジが「共にできる、共感する」、患者さんとセラピストの共同作業となり、運動学習への道しるべになっていきます。すべてがセラピスト任せでも、運動の再学習は難しいということになります。リハビリテーションは一方的には成立せず、患者さんの目標とセラピストのガイドによって一つの動作の学習から様々な動作への影響し、行動の変化への可能性を秘めています。様々な部位からの情報が調整され、必要な情報が強調され、その運動感覚に集中でき、患者さんが自分自身の間違いに気づく。気づきがあってそこから違う動きへの探索が始まる。ではタイミングが合わないとは神経系ではどのようなことが起こっているのでしょうか?
スポーツを行っていても、、例えば、ボールを足で蹴る、経験的に、ここで足をどれぐらい、後方に引いて、体をどれぐらいねじって、その足が、前方へ動くスピードがどれぐらいで、いつボールに足が当たるか?経験があると予測ができます。この予測できるということも、小児期から失敗と成功の経験があるのでボールの中心に足のあたる感じ、そしてボールをどこに飛ばせるか?方向も予測できるようになっています。いいタイミングで動けるために、失敗も必要で、どんな失敗なのか?また、思い描く目標がないと失敗もわからないということもにもなります。どれぐらい明確に目標となる動作を思い描くことができる?イメージできるか?スポーツのトレーニングの中にはイメージトレーニングの効果が示されていますが、リハビリテーションにも、同じように必要となります。
「1/2拍遅れる感じ、、タイミングが遅れる。必要な時に、バシッと合わない」
神経リハビリテーションは、脳内のネットワークを再構築することで運動の再学習を促していきます。運動を切りかえて、違う動きになるとは、神経のつながりに変えないと動きが変わらない。普段使い慣れていない神経の伝達は電気信号が流れにくくなっていたり、脊髄まで電気信号が送られ、筋肉まで伝わっても筋の状態が変化しすぎてしまうと必要な筋収縮とならずに弱いと感じたり、筋の短さが問題になり関節がしっかり動かないなど、、問題も起こってきます。様々な問題の連続が運動のタイミングのズレに繋がります。
病院に長く勤めていたころ、患者さんの治療をする際の姿勢や環境、車いすへの移乗を手伝ったりする中で、自分自身の体の痛みで苦しんだ時期もありました。それでも、患者さんの状態が改善し、動きやすくなっていくことを共に感じられる仕事にやりがいもあり、楽しさもありました。その一方で、ボバース概念のインストラクターとして、土日は講習会での指導、平日は病院業務、この肉体労働を何歳までできるだろうか?と不安も感じながら。そんな時に、フェルデンクライスメゾットと出会い、何歳になってもよりよく動くため、痛みからの解放やそして何より動くことの楽しさ、発見と喜びがありました。ドイツでボバースコンセプトのシニアインストラクターであり、フェルンデクライスのプラクティショナーであるゲリンデ先生のフェルデンクライス・ボバースの2つメゾット違いなどを考える講習会を受ける機会がありました。その中で個別性に対する治療と、そして自分自身の内観に着目しながら運動行動を見つめ直すフェルデンクライスのATMレッスン(Awareness Through Movement (ATM) = 動きを通した“気づき”)を受けている患者さんと出会うこともできました。片麻痺のある女性や頭部外傷で失調症状がある方が共に健常者と一緒にレッスンを受けながら、その人の学びを深めていく体験をしました。そして患者さんの家族が一緒にレッスンを受けることで、家族の方も自分自身のコンディションを整えるだけでなく、患者さんが抱えている問題を体を通して理解する機会でした。そのドイツでの経験が、フェルンデクライスを深く学びたいという原動力となり、患者さん、その家族がよりよく生活を送ってい行くための手助けができる機会を与えてくれました。
(ドイツでの講習会風景)
多くの人が集まれないこの時期であっても、フェルデンクライスメゾットのATMレッスンは、ZOOMなどを通して、自分の脳の中にある内部表象と言われているボディスキーマ、ボディイメージに基づいて行われる運動を見つめ直し、運動の指示の声を聴いて、それを運動に変換し、運動から感覚を得て、また運動を変化していく。視覚や触覚、筋などの感覚、重力を感じる感覚など様々情報を脳の中で統合し、記憶や感情、自分の思考までも見つめ直すそんな時間を与えてくれます。
自分の動きを見つめ直すことで、患者さんも、そして今はリハビリにかかわっているセラピストのコンディショニング、そして治療を見つめ直す機会が持てるように、オアシスではフェルンデクライスのATMレッスンをZOOMを利用して始めています。興味がある方は、ぜひ問い合わせを。
腰痛はあるものとして生活をしている、、痛くなったら、湿布薬を張ったり、痛み止めやマッサージで応急処置して過ごしている。こんなことは日常茶飯事に起きています。
では、どのようにしたら、痛みから解放されて生活ができるようになるのか?
余暇で十分なパフォーマンスが発揮され、充実感が得られ、リフレッシュできるようになるのか?
自分のこれまで良いも悪いも培ってきた動作の癖、習慣的な動きに気づいて、動きを変化させていくためにはどんなことが必要なのでしょうか?
人の動きは多くの関節が関連しています。手足のみが動きに参加しているのではなく、手足の動きには体の細かな動きが必要となります。私たちは経験的に、手足を動かす前に、体幹部が目的に手足が効率的に伸ばしたりできるように必要な筋活動を調整し、ちょっとした動きのずれを修正しながら滑らかに動いています。腰椎や下腹部にあたる部分は安定して、上半身がねじるような動きを大きく持つことで滑らかな動きを作っています。
この体、体幹と呼ばれる部分は多くの関節・筋によって支えられ、内臓を守っています。関節だけ見ても胸郭といわれる部分には背骨、胸骨、肋骨、鎖骨、そして肋骨の後ろには肩甲骨があり、腕につながり、その間に関節があります。この部分には100以上の関節があります。この動きが制限されると、動くはずの関節が筋の硬さにより動かなくなると普段より、その代わりに動きすぎてしまう関節ができてしまいます。上半身の動きが硬く、ある腰椎の一部が動きが過剰に動ぎすぎてしまうと、その部分の関節や筋に炎症がみられたり、負担がかかりすぎて痛みになったりします。左右の差がひどい状態で、ある一部の関節がねじれたり、圧迫などが生じると関節へ負担がかかることが考えられます。また、上半身が硬くなることは、胸郭についている肩甲骨にも影響を与え、腕の動く範囲も狭めます。服を着たり、不意に腕を大きく動かされることが起こると、腕の一部の筋が過剰に伸長され、腕と肩甲骨の動きのバランスが崩れることで腱板(肩甲骨と上腕骨をつなげる筋肉)と呼ばれる筋に炎症がおき、五十肩の原因になることがあります。体全体や手足の動きの関連によって、一部分に痛みとしてあらわれることが多くあります。一つの関節に負担がかかりすぎて、関節内の組織の損傷や関節自体の変形まで進んでしまうとなかなか痛みが改善せず、整形外科の先生の助けを借りる必要があるかもしれません。その前に、
この関連性に対して、一つ一つの関節が十分に動くために筋の長さや筋の相互間のバランスがどうか?習慣的になり、一定の使い方から、違う動きへの組み合わせに変更ができるか?動きのバリエーションを加えていく必要があります。筋の長さや筋の相互間のバランスを整えるために筋や関節の動きを改善するためにマッサージは効果があると思われます。しかし、それだけでなく動きのバリエーションを増やすには、自分がどのような動きが得意で、どのような動きの組み合わせは不得意なのか?どの部分の動きをイメージできないのか?自分自身の中に問いかけながら、自分の動きを探っていき、動きの広がりを見つけていく作業が必要になります。全体の動かし方を調整(コンディショニング)することで、十分に関節が動き、力まずに、動きの滑らかさが増すことで痛みから解放されるように自分自身で探していく必要があります。動いても、傷めない動かし方は、どんな動き方でしょうか?
動き方は、人それぞれ骨格や筋の性質、今までの経験などによる問題の解決方法などによって様々です。
フェルデンクライスメゾットでは、子供のころに体験したような動きや様々な動きの組みあわせを体験して自分自身の気づきを促し、パフォーマンスを変化していきます。脳に蓄積されているけど、まだ十分に使い切れていない動きが埋まっているかもしれません。自分自身を見つめ直し、可能性を見つける作業は、子供に帰ってそのままの自分の受け入れる楽しい作業かもしれないですね。
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